2006年11月16日

フィンランド福祉ワークショップ




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11月13日〜16日の4日間、阿賀野市とフィンランドが協力して進めている阿賀野市フィンランドプロジェクトの一環でフィンランド福祉ワークショップが行われました。

このワークショップは、阿賀野市の介護方施設や在宅介護の状況を視察しながらフィンランド式介護方法や、フィンランド福祉を支える福祉機器を紹介しながら、実際に「フィンランド方式の福祉とは何か?」ということを少しでも理解しようという阿賀野市の試み。

フィンランドからFWBC(Finland WellBeing Centere)代表取締役、ヒルッカ・テラバスカリ博士が来日し、阿賀野市の在宅介護の状況・特別養護老人ホーム、グループホーム、デイサービスセンターの視察等を行いながらフィンランド式介護と比較しながら方法を紹介。さらに博士の講演では、フィンランドの福祉への取り組みの歩みとその方針、システムを説明し、なぜフィンランドが寝たきりのお年寄りや車椅子の方が少ないかという理由を明確にした。

また、14日には「特養  はぐろの里」でフィンランド福祉を支える福祉機器の紹介としてフィンランド企業の方々が来日し、バリアフリー用ドア製品、離れていても遠隔で付けている人の体調や危険度がわかる腕時計型測定器、ユニバーサルデザインのフィンランド家具等を紹介した。当日は阿賀野市長もかけつけ、フィンブロ副総裁ハッリ・リンナリンネ氏とともに記者会見を行い、地元の高校生や阿賀野市の福祉関係者、報道関係者等、多数の人々が訪れた。

1986年の国による福祉改革により、たった20年程で福祉先進国となったフィンランド。無理に延命をせず、システム化したリハビリ技術、教育機関から行う高いレベルの専門技術と専門家の育成、そしてなにより第一にお年寄りを尊重し、敬意を持って接するという思想に基づいた介護方式がフィンランドが福祉先進国となった所以だろう。
今回参加した阿賀野市のケアマネージャーや保健師等福祉関係者の方々がこのワークショップで得たものが阿賀野市のフィンランドプロジェクトにどう生かされるか、そしてこれからの高齢化社会にどう取り入れていくか、新たな一歩を踏み込んだように見える。

主催:阿賀野市
プロデュース:BANinternational、FWBC
協力:フィンランド大使館、フィンプロ

2006年10月02日

福祉の駅

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上:阿賀野フィンランド健康福祉センター(特別養護老人ホーム「白鳥荘」)


近い将来3人に1人が高齢者という時代が到来するといわれる高齢化社会にむけて、現在各地方でも様々な政策が検討されています。その中の一つが、福祉先進国であるフィンランド共和国と協力したユニークな政策の、新潟県阿賀野市の「フィンランドプロジェクト」。

フィンランドは1980年後半までは、現在まさに日本が御手本とする、公共の力による福祉施設の整備事業に邁進していました。サナトリユーム施設の完備、ケアハウス、グループホーム等による国家レベルでのきめ細かな高齢者への対応。

もちろん現在でもその施策は継承され、より充実した制度によって事業が進展していることには変わりはありません。

その一方でケア施設よりも在宅介護による家庭での生活を最後まで継続するという新しい動きも平行して進められています。介護の必要になる年齢以前から、高齢者予備である50歳前後の家族とのコンタクトを計り、高齢者家族の近況の把握と高齢者予備年齢層の人々への準備期間を設けようというユニークな取組です。
福祉事業、予防介護というにおいてもとても豊富な知識・技術を持ったこのフィンランド共和国と協力することにより、来る高齢者社会に備えて、より一層の進展を目指していこうというこの政策。

このプロジェクトは、阿賀野市が京ヶ瀬地内に整備を予定している、「仮称・福祉の駅」や水原地区に改築・移転を予定している阿賀野フィンランド健康福祉センター(特別養護老人ホーム「白鳥荘」・BAN international、FWBC/ヘルシンキ、パーテラ社/ヘルシンキ 協力設計)に、先進的なフィンランド型福祉の技術・ノウハウを導入することを始め、フィンランド共和国の協力のもと、高齢者が介護を必要とせず、在宅で自立した生活を送ることができる、独自の取り組みを進めていくものです。

道の駅に福祉施設を組み込み、福祉先進国フィンランドの福祉技術を導入するというこの画期的な構想はこれからの高齢化社会対策に新しい風を吹き込みそうです。

阿賀野市フィンランドプロジェクト詳細はこちら